About
大手テーマパークの会社員時代、ブランドプランナーとして18年間に渡り、キャラクターやキャラクターグッズの企画・開発に携わってきました。その中で感じてきたことは、“長く続いているものには必ず大切にされている考え方がある”ということです。
キャラクターであれば、単に見た目のかわいらしさやユニークさだけではなく、その背景に込められた想いや意味が、企画・開発に関わるすべてのスタッフに共有されることで、少しずつ、確実に社内に広がっていきます。そしてキャラクターもグッズも、それ自体が本当に良いものであれば、まずは根気強く丁寧に社内に伝え続けることで、結果としてその良さが顧客に伝わり、広がっていくことを実感してきました。
また、それらを継続的に育てていくためには、誰が関わっても同じ判断ができる、“軸となる考え方”が必要です。その指針となるブランドプロミスの整理・構築は、私の最も重要な仕事のひとつでした。時代の変化に合わせた進化は必要ですが、社内に共有された明確な軸があることでブランドは継承され続けていくと考えています。
“長く続いているものには、
必ず大切にされている考え方がある。”
退社後に独立し、これまでの経験を整理する中で、テーマパークの会社員時代に自分が取り組んできたことはまさにブランディングそのものであったと気づき、体系的に学ぶためにブランド・マネージャー認定協会の資格を取得しました。
その後も、商品の企画・開発だけでなく、体験やコミュニケーションの設計など、自身の知見を活かしながらさまざまなブランドに関わり、それぞれのブランドが育っていくプロセスに立ち会ってきました。
その一方で、魅力的なアイデアや想いがあっても、それらをどのように形にすればよいか迷ってしまう場面や、形になっても継続できなかったり、方向性がブレてしまったりするケースも数多く見てきました。だからこそ、関わる人々の想いを丁寧にひもとき、ブランドが育ち続けていくための土壌を整えることの重要性を強く感じています。